四条烏丸のオフィスビルで5月2日より、安彦哲男さんの「ネオンアート」展覧会が開催されている。場所は、今年3月に開業した第15長谷ビル(中京区烏丸通四条上ル笋町)。
同展は、同ビルが展開する「木のビルで『つながる』プロジェクト」の第1弾として、同ビル1階のテナントスペースを会場に、安彦さんのネオンアート作品を展示しているもの。
安彦さんはアメリカでネオンアートを学び、帰国後さまざまな展覧会などに参加。同展では、「宇宙を覗く隙間を探す」というメーンテーマのもとに創作を続けてきた作品で「森を感じる光の異空間」を創り出す。展示作品は大・小合わせて約25点。
「景観法・不景気で暗く元気のない京都の街に明かりをともしたいと思っている。光の重要性を感じていただくと同時に、今までのネオンの持つイメージと違ったネオンの光の空間を楽しんでいただければ」と安彦さん。
同ビル関係者は「安彦さんの創り出す『光の森』をふらりと散歩していただくことで、毎日の帰り道がちょっと楽しくなる。大げさなものではなく、地域の人や働く人たちがちょっとうれしい空間。烏丸でそんなひと工夫をしたいと考えている」としたうえで、「肩の力を抜いて、皆で作り上げる楽しい『つながり』を期待している」(同)とも。
辺りが暗くなり始める17時~18時ごろには、「作品の光」と「外の光」の明るさが逆転していく変化が楽しめるという。同ビルでは、同展終了後も「ママとこどものワークショップ」(6月7日開催予定)や音楽ライブ・ダンスイベントなどの開催を予定している。
開催時間は17時~21時。入場無料。5月18日まで。
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