「嵐電」の発車音がメロディー音に一新-4駅7曲分、新たに作曲も

「嵐電」の発車音を新たに作曲した音楽家・プロデューサーの岡野弘幹さん

「嵐電」の発車音を新たに作曲した音楽家・プロデューサーの岡野弘幹さん

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 「嵐電」の呼称で親しまれている京福電気鉄道(京都市中京区)は4月1日、主要4駅(四条大宮・帷子ノ辻・嵐山・北野白梅町)の電車の発車音を、これまでのブザー、ベル音からメロディー音に一新する。

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 3月28日に地下鉄東西線「太秦天神川駅」との結節点となる新駅「嵐電天神川駅」の開業に合わせた取り組み。嵐電で新駅が設置されるのは1956年の「鹿王院」駅開業以来52年ぶり。新駅開業により、嵐電と京都市営地下鉄東西線が結節するため、京都市内の鉄道東西軸が整備される形となる。

 発車音のメロディーの作曲は、環境や平和をテーマにしたイベントを積極的に開催し、世界的にも活躍する音楽家・プロデューサーの岡野弘幹(おかのひろき)さんが手がけた。岡野さんは、嵐電に何度も乗車し、各駅に降りてイメージをふくらませ、4駅7曲のメロディーを作曲したという。

 四条大宮駅の発車音は2曲。1曲は「都会的なイメージ、温故知新」というような京都の古いものと新しいものをミックスしたイメージで作られ、1曲は「京都の川面のきらめき」をイメージして作られているという。

 岡野さんへの作曲依頼の経緯について、同社担当者は「発車音についてはお客様からのご要望もあり、京都らしい音楽がないかと考えていたところ、京都天空まつりのご縁で、岡野さんの音楽を聴いてイメージにぴったりだと思った」と話す。「『癒しの嵐電』として嵐電をご利用いただく方に心地よくご乗車していただきたい」(同)とも。

 新駅開業記念イベントとして、4月1日13時から嵐山駅で「発車音」の披露式、14時から天龍寺塔頭慈済院で岡野さんの奉納演奏会を行う。

京福電気鉄道岡野弘幹オフィシャルサイト

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