二条城（京都市中京区）で10月25日、金魚やニシキゴイが泳ぐ水槽を光や映像で演出する「アートアクアリウム城～京都・金魚の舞～」が始まった。

西日本初登場の「超花魁」

　大政奉還150周年記念事業の一環として行われる同企画。アートアクアリウムアーティスト、木村英智さんがプロデュースを担当する。二条城での開催は3回目。

　会場ではこの日、開会式が行われ、金魚やコイが泳ぐ「水戯の舞台」に登壇した木村さんは「金魚やニシキゴイは江戸時代に花開いた文化で、作品も江戸時代を意識している。江戸から明治という新たな時代を作った二条城で開催できることはとてもうれしい」とあいさつ。

　女優の上戸彩さんも、木村さんが監修した着物を着て開会式に出席した。上戸さんは「二条城は野外会場だからこその魅力がある。着付け付きのプランもできたので海外の人もうれしいのでは」と笑顔を見せる。

　このあと祇園甲部の芸妓（げいこ）、佳つ智（かつとも）さんと舞妓（まいこ）の紫乃（しの）さんの京舞や、祇園祭の休み山の一つ「鷹山（たかやま）」の囃子（はやし）も披露された。

　開催時間は17時～22時。（最終入城は21時30分）。料金は一般（中学生以上）＝1,500円、子ども（4歳以上小学生以下）＝1,000円、3歳以下＝無料。入場制限が掛かった場合でも優先的に入場できる「日時指定入場券」（3,000円ほか）も販売する。12月11日まで。