金剛能楽堂(京都市上京区烏丸通中立売上る)で9月28日、劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」のキャストが登場するイベントが行われた。
今年12月から同ミュージカルが京都駅ビル内の「京都劇場」で上演することを記念して行われた同イベント。同作は、フランス人作家ガストン・ルルーの同名小説が原作の人気ミュージカルで、パリ・オペラ座(ガルニエ宮)の地下に住み、歌姫クリスティーヌに恋をする「怪人」の物語。制作は「キャッツ」や「エビータ」を手掛けたアンドリュー・ロイド=ウェバー。京都での上演は6年ぶり3度目となる。
イベントでは怪人役の村俊英さんが能舞台で劇中のナンバーの一つ「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」を披露。クリスティーヌに語り掛ける愛の歌が舞台に響き渡った。
演出スーパーバイザーの北澤裕輔さんは「劇団四季に入団するきっかけになった思い入れの強い作品。舞台の感動を与えられるよう頑張りたい」、クリスティーヌ役の苫田亜沙子さんは好きな曲を聞かれ「2幕の『墓場にて』という曲ではクリスティーヌがしがらみを乗り越えて成長した姿を見せるので好きで、やりがいがある」と話した。「大学4年間通った京都で上演できるのがうれしい」とも。
チケットの発売は10月7日10時から。