真宗大谷派東本願寺(京都市下京区烏丸通七条上る常葉町)の南東側の堀に現在、ハスの花が咲いている。
東本願寺の堀は、江戸期に4度の消失があったことを契機に明治期に設けられた防火用水。1950(昭和25)年に発生した京都駅の火災で消防ホースを引き込んで、水を調達した記録が残るという。
水面が見えなくなるほど大きく広げた葉の間から、ピンク色や白い色の花やつぼみがのぞかせている。美しい花の姿を残そうとカメラを持った男性も位置を変えながら撮影をしていた。堅いつぼみも多く、しばらくは花が楽しめそうだ。
同寺によると見頃は7月末ごろまで続くという。