京都御苑(京都市上京区)の近衛邸跡の近くで現在、イトザクラが満開を迎えている。
京都御苑は、京都御所を含む東西約700メートル、南北約1300メートルの公園。江戸時代に公家の邸宅が並んでいたが、明治に都が東京に移った後、公園として整備された。
樹齢100年を超えるマツの木や、桃林や梅園、紅葉に池、小川などが整備され、年間を通して楽しめることから地元の人、観光客に親しまれている。
京都では3月31日、平年より3日遅く、昨年からは8日遅れて、京都気象台から開花宣言が出されたが、多くのソメイヨシノはつぼみから2分咲きとなっている。近衛邸そばのイトザクラや出水のしだれ桜は満開の見ごろを迎えている。
4月4日は、京都御苑を訪れた大勢の観光客らが、写真を撮ったりして花見を楽しんでいた。