京都府庁(京都市上京区下立売通新町西入る)で6月11日、クラシックカーの愛好家によるツーリングイベント「COPPA DI KYOTO」の開会式が行われた。
出発した車種の中で一番古いBUGATTI 13 Brescia(1925)
2008年に始まり今回で6回目となる同イベント。この日は、1975(昭和50)年までにスポーツカーレースで活躍した車両と同形車種36台が集まった。これまで市内のコースを走っていたが、今回は京都府が力を入れる、宮津や京丹後市などの「海の京都」や福知山市などの「森の京都」のエリアを巡る。
国の重要文化財に指定されている京都府庁旧本館で行われた開会式の後、山下晃正副知事らがフラッグを振る前を、36台が力強いエンジン音を響かせて出発した。
この後参加者は交通安全祈願で北野天満宮を参拝し、嵐山を経由して京都縦貫自動車道を北上し、宮津で宿泊する。翌日は、道の駅「丹後王国『食のみやこ』(京丹後市)や日本三景の一つの「天橋立」(宮津市)を通り、京都市内に戻り、京都市美術館でゴールする。
同イベント実行委員長の岡田邦雄さんは「京都市だけでなく宮津や丹後のコースが組めたのはやはり、京都縦貫自動車道が全線開通したことが大きい。クラシックカーが一生懸命走っているのを見て、つい忘れがちな車の良さを感じてもらえたら」と話す。
マップやスケジュールは「COPPA DI KYOTO」ホームページで公開する。