京都と神戸でファッションビル「BAL」を手掛ける中澤（中京区）が6月30日、商業施設「京都BAL」のテナントを発表した。

テナント一覧（1）

　8月21日に再オープンする「京都BAL」。同ビルは2013年から増築工事を始め、約350坪の敷地面積から、隣接する500坪を合わせ敷地面積は約850坪に拡大した。ビルは地下2階地上6階建てで、延べ床面積は1万8000平方メートル。100坪以上のブランドを7つ設けるなど店舗面積を広く取り、ブランドの持つ「世界観」を表現できる売り場を目指すという。

　最上階にはアメリカ西海岸発のセレクトショップ「ロンハーマン」が出店。店舗面積はワンフロア全体となる約456坪で、国内外で最大規模となる。同ブランドの要望で、外光の射（さ）し込む中庭を通って入店する設計に変更したという。同ブランドが展開する「RCカフェ」も併設する。

　発表では、ワンフロア展開ならではの「体験型店舗」を目指す「無印良品」（5階）や、10年ぶりに河原町通の出店となり、カフェを併設する書店「丸善」（地下1・2階）などの全33店のテナントが明らかにされたほか、工事中の店舗の様子も公開された。

　中澤勇社長は「業界で先駆者的な位置にあるブランドを迎えることができた。3世代にわたってショッピングの楽しさを感じてもらえる店舗にしたい」と意気込む。