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世界最大の両生類「オオサンショウウオ」と楽しむ音楽の夜-京都水族館3周年で

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 京都水族館(京都市下京区)で3月14日、開館3周年記念イベント「オオサンショウウオと音楽の夜」が行われる。

イメージチラシ

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 オオサンショウウオは体長1.5メートルに達することもあるという世界最大の両生類。1952年(昭和27)年に、特別天然記念物の指定を受けた。京都の賀茂川で、中国から持ち込まれた外来種との交雑種の増加も問題になっており、同館では固有種と外来種、交雑種を並べて展示している。昨年7月には、上流から流されてきたとみられる個体が河川敷で見つかり「どんな生き物か」との同館に問い合わせも寄せられたという。

 イベントでは、オオサンショウウオが夜行性であることに目を付け「オオサンショウウオと音楽の夜」と題した企画も。常時30~40匹のオオサンショウウオを展示する「京の川ゾーン」前で、シンガーソングライターのChima(チマ)さんによる朗読やライブ演奏を行う。飼育スタッフや館長による「オオサンショウウオトーク」も予定するほか、オオサンショウウオのランプを作るワークショップや、オオサンショウウオソフトクリームなど「オオサンショウウオづくし」の企画を用意する。

 「オオサンショウウオを『気持ち悪い』と思う人もいるかもしれないが、近づいてみると目がつぶらで口も大きく笑っているように見えてかわいらしい。肢(あし)も赤ちゃんの手のようにふっくらして愛らしい。お土産でもオオサンショウウオのぬいぐるみの人気が高く、当館の『顔』というべき生き物。3周年で、京都の方にもより親しんでもらえるとうれしい」と同館広報担当の蔵敷明子さん。「夜は動きが活発になるので、いつもとは違った姿を音楽やドリンクと共に、ゆったりとした時間を楽しんでいただきたい」と呼び掛ける。

 開催時間は17時~20時。入館料は、大人=2,050円、大学・高校生=1,550円、小・中学生=1,000円、幼児(3歳以上)=600円ほか。

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