四条烏丸に7月10日、「就職Shopきょうと」（京都市下京区四条通り室町東入る函谷鉾町、TEL 075-213-8841）がオープンした。運営はリクルートキャリア（東京都千代田区）。

　2006年に横浜にオープンし、東京とその周辺エリアに展開。関西エリアでは大阪と神戸に次ぐオープンとなった。いずれも地元での正社員を目指す若年層向けに、主に京都府内の中堅中小企業の紹介や面接のコーディネートを行う。

　中小企業と求職者のミスマッチを解消する目的とした同サービス。中小企業が若い世代を採用しようと募集をかけても待遇面から集まらず、面接の約束をしても求職者が『駅から遠い』といった理由で帰ってしまうこともあるという。一方、求職者も資格試験や家庭の事情などの理由があり、新卒でも転職でもない層が書類選考に通過できないという背景がある。

　同社では、こうしたことを踏まえ、紹介を行う全ての企業に対して職務内容や企業の魅力、経営者の思いなどを取材。こうした内容を求職者に伝え、その企業で「働く覚悟」や強い動機を持たせる。登録者は事前選考を経て、その会社で働く意志がある場合に面接が行われる。

　これまでの実績では、採用決定者の約7割が正社員の経験が1年未満の求職者だという。登録企業のおよそ80％が面接を実現している。登録者に対しておよそ4割が採用に達しているという。

　「京都の場合は約240社の企業と話をしてきた。先行する大阪や神戸ともクロスさせながら、求職者と企業を結び付けることができたら」と「就職SHOP推進部」部長の木村樹紀さん。