自画像を描き続ける若手画家・松本央(まつもとひさし)さんの個展「solo exhibition vol.2『現(うつつ)の果て』」が現在、京都・寺町のギャラリー「BAMI gallery」(京都市下京区寺町通仏光寺下ル、TEL 075-585-8660)で開催されている。
1983(昭和58)年京都生まれの松本さんは一貫して自画像を描き続けている。「最初は大学での人物画の練習から始まった。平面だけでなく、現代美術やパフォーマンスなどのジャンルも授業の中でやってきたが、課題で人物画を描き続けてきて今に至る」と話す松本さん。
同展では、大学在学中の作品から最新作までを展示。自身の子どものころの写真を見て描いた作品や静けさが漂うモノトーン作品など、すべてモチーフは自身だが、作品によって表情や雰囲気がそれぞれ異なる。「毎日同じ事の繰り返しだが、夢でもなく理想でもない現実が続いている。現実の果てを繰り返してみていきたい」と話す。
開催時間は11時~18時。8月18日まで。