京都大学百周年時計台記念館(京都市左京区吉田本町)で2月2日・3日、シンポジウム「人類はなぜ宇宙へ行くのか」が開催される。主催は京都大学「宇宙総合学研究ユニット」。
同大の理学、工学、人間・環境学研究科や総合博物館などから成り、「宇宙環境の総合理解」と「生存圏としての宇宙環境の利用」に関する研究に取り組む同団体。これまで基礎研究以外に、「宇宙落語」や僧侶と科学者が寺で宇宙を語る「お寺で宇宙学」など、芸術・宗教分野との取り組みも行ってきた。
初日は「生存権としての宇宙環境」と題し、柴田一成ユニット長の「人類はスーパーフレアを生き延びられるか」など最新の研究成果を紹介する。2日目は「宇宙環境利用の未来」として、磯部洋明特定講師の「京の宇宙総合学」、同大アジアアフリカ研究所の「宇宙人とのコミュニケーションは成り立つか?」、社会学者の古市憲寿さんの「何で宇宙なんていくの?」などのプログラムを予定。
開催時間は10時~17時30分。入場無料。申し込み方法はホームページで確認できる。