京都タワー(京都市下京区烏丸通七条下ル、TEL 075-361-3215)の地下3階にある大浴場で12月22日、冬至にちなみ「ゆず湯」のサービスが提供される。
ゆずの精油成分には血行を促進させる働きがあり、身体を芯から温める効果がある。冷え性や腰痛を和らげたり、風邪の予防や美肌効果があるといわれており、厳しい寒さの中でも健康に暮らせるようにと、日本では古くから冬至にはゆず湯に入る習慣がある。冬至には「湯治」(とうじ)がかけられており、また柚子(ゆず)だけに「融通」(ゆうずう)が利くという願いも込められているという。
毎年冬至の日にゆず湯のサービスを行っている同浴場。普段と違うお湯を提供するのは1年でこの日だけということもあり、より多くの集客を見込む。京都タワーの浴場担当者は「たくさんのお客さまに季節感を感じていただくとともに、ゆったりと疲れをとっていただくことで、やはり大きいお風呂はいいなと感じてもらえれば」と話す。
同浴場は広々とした造りと、京都駅前という立地を生かして旅の疲れを癒やすスポットとして朝7時から営業しているのが特徴。普段は、早朝は夜行バスを利用する若い利用客、昼以降は地元客や観光客の利用が多いという。
営業時間は7時~20時30分。年中無休。料金は、大人=750円、小人=450円(小学生以下)。サウナ付き。