五条坂陶器祭運営協議会(京都市東山区五条橋東)は8月7日~10日、五条坂で「陶器まつり」を行う。六道珍皇寺(東山区松原通東大路西入ル)の「精霊迎え火」に合わせて、1920(大正9)年に日ごろ上品として出せない陶器を安売りしたことが始まり。
五条通り(川端通りから東大路通りまで)の南北の歩道が会場となり、今年は約400店舗の出店でにぎわう。北側の歩道には清水焼を扱う店舗、南側の歩道には若手陶芸作家などの店舗が並ぶ。全体の半数の店舗は清水焼を扱っている。同協議会の谷口哲也さんは「以前は安売りしていたものを飲食業の人がよくまとめて買っていった」という。
同8日に若宮八幡宮(陶器神社)に保管されている「陶器みこし」の巡行、9日には同八幡宮で陶婚式も行われる。8日・9日には浴衣での来場者を募集する「ゆかた姿フォトコンテスト」の撮影も行われる。
谷口さんは「『陶器まつり』のルーツは六道参り。六道さんのにぎわいを感じながら、値打ちのある陶器や店の人とのやり取りを楽しんでもらえたら」と話す。
開催時間は9時~23時。