京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)は7月19日から、特別展「少女マンガパワー!-つよく・やさしく・うつくしく-」を開催している。
同展は北米9カ所を巡回して日本の少女漫画の魅力を伝えた「Shojo Manga! Girl Power!」展をベースに、日本展用にリニューアルした。日本国内では同館が神奈川県川崎市、新潟県新潟市に続く3カ所目。
100点以上の原画や修正の跡や鉛筆の消し跡まで再現した精巧な複製「原画 ’(ダッシュ)」のほか、作家の愛用品や作画風景の映像など合計300点以上の資料を展示している。
同展は「リボンの騎士」手塚治虫さん、「青い花びら」松本零士さん、「龍神沼」石ノ森章太郎さん、「島っ子」ちばてつやさん、「ベルサイユのばら」池田理代子さん、「ガラスの仮面」美内すずえさん、「陰陽師」岡野玲子さん、「カードキャプターさくら」CLAMPさん、「西洋骨董洋菓子店」よしながふみさんなど、日本の少女マンガの成立と発展に大きな役割を果たした漫画家23人の作品を紹介。作品を通じて、少女漫画のジャンル全体像を把握することができる。
8月5日(13時~14時30分)には評論家の小野耕世さんが、8月10日(13時~14時30分)にはカリフォルニア州立大学チコ校「Shojo Manga! Girl Power!」展企画・主催者の徳雅美さんが、それぞれ講演を行う。聴講無料、定員先着50人。同ミュージアム入場料は別途必要。期間中の毎週土曜14時からは同館研究員や専門研究員による展示解説も行われている。
同館研究員の表さんは「強さを持って活躍する少女が主人公である日本の少女漫画の魅力を伝えたい」と話す。
開館時間は10時~20時(入館は19時30分まで)。入場料は大人=1,000円、中高生=500円、小学生=200円。8月31日まで。今後は高知県高知市に巡回予定。
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