元離宮二条城の「香雲亭」(京都市中京区堀川西入二条城町)で7月15日、「特別朝食」が始まる。
「大広間 四の間」の特別入室に合わせて行う同企画。会場となる香雲亭は、1965(昭和40)年、高瀬川の開削事業で知られる角倉了以(すみのくらりょうい)の邸宅を河原町二条から移築した。香雲亭から臨む清流園は、東半分が芝生を敷き詰めた洋風庭園、西半分は池泉回遊式庭園となっている。
特別朝食企画では、新たな試みとして、和洋折衷の庭にちなんで前半に和食、後半に「くみ上げ湯葉」入りのドレッシングを添えたサラダ、じゅんさいやパプリカなどの色鮮やかな「スダチのジュレ」などフレンチスタイルのメニューを提供する。
元離宮二条城事務所長の東山和之さんは「昨年の入城者数は53万人と未だに落ち込んでいるが、最近、修学旅行生を中心に入城者が戻ってきつつある。2017(平成29)年から6回目となる夏の事業だが、新しい趣向も取り入れて、より多くの方に楽しんでもらいたい」と話す。
開催に当たっては定員数を減らし、席をアクリル板で仕切るほか、CO2モニターを使って換気をチェックする。
提供時間は9時~10時。料金は3,600円(入城料別)。申し込みは京料理いそべ(TEL 075-551-1203)で受け付ける、希望日と人数、連絡先を伝える。申し込み受付開始は7月1日から。電話受付=10時~15時まで。