京都の観光・イベント情報サイト「Digistyle Kyoto(デジスタイル京都)」が現在、ARカレンダーを配信している。運営は大平印刷(京都市伏見区)。
カレンダーの開発は、AR技術を使った京都らしいコンテンツを企画する際、担当の松本絵里子さんが「大好きな落語で何かできないか」と考えたのがきっかけ。「知り合いを通じて依頼したところ京都にゆかりの深い実力派に協力が得られたので実現できた。落語は京都が発祥ともいわれているのでうれしい」と話す。「落語をきっかけに、実際に行事に足を運んで、その場の空気を感じ取ってもらえたら」とも。
ARアプリCOCOAR(ココアル)を使い、カレンダーにスマートフォンやタブレットをカレンダーの挿絵をスキャンすると、その月にある行事を題材としたオリジナル落語の動画が見ることができる。1月は、京都生まれ京都育ちの中学3年生の無敵亭大我さんが伏見稲荷への初詣を題材にした落語を披露している。
配信が終わった月の動画は、同サイト上で閲覧できるようにする予定。