京都府と民間企業で作る「地域力再生プラットフォーム『京都コラボ倶楽部』」(事務局=TEL 075-755-5512)が現在、京都府内の地域を歩く「地域力KYOTOウォーク」の参加者を募集している。
一般的なまち歩きでは、ポイントごとに説明しながら2~3時間のコースを歩くのに対し、同コースでは、昼食やお茶を囲みながらの地元団体との交流会や体験講座なども設定する。コースは美山や亀岡、嵐山、井出、和束、相楽郡など全12コース。全て地元のNPOが案内を担当する。
与謝野町のコースでは、丹後ちりめんを作る商家の自宅兼工場や、着物の縫製の作業を見学するほか、日本海の魚など地元の食材を使った昼食を用意。亀岡祭りに合わせたコースでは、山鉾を地元ガイドが案内。このほか、八幡で作ったそばでそば打ち、戦前まで相楽郡で作られていた「相楽(さがなか)木綿」をテーマにしたコースでは、糸紡ぎや機織りの体験もできる。
「茶の生産地、和束のコースには『また地元の人に会いたくて』と連続して参加する人もいる」と同事務局の二宮さん。「市内の歴史や文化に注目が集まりがちだが、周辺の地域の土地と土地のつながりを知ることで理解がより深くなり歴史が面白くなる。どのコースも地元の人だからこそ案内できる魅力がたくさんある。ぜひ多くの人に参加してもらえたら」とも。
開催日はコースによって異なる。料金は2,000円~4,100円。申し込みはウェブで受け付ける。