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京都市動物園で対話AIロボット実証実験 「話し掛けて鍛えて」

ロボットとの会話の様子

ロボットとの会話の様子

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 京都市動物園(京都市東山区)の図書館カフェで2月1日、NTTコミュニケーション科学基礎研究所(精華町)が開発を進めるAI技術を搭載したロボットの実証実験が始まった。

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 同研究所ではこれまでに、2台のロボットを使い、一方が相づちをうったり、2台を連携させたりして、人との雑談を5分程度破綻なく続ける技術を開発。さらに、ユーザーが発話しそうな範囲の対話知識を作成し、的確な応答を可能にした。これにより違和感なく雑談と質問応答が双方向、かつ連続的に行き来する世界初の技術を実現した。

 実験では呼び掛けに使う名前と性別、年齢を記入の上、データ利用の同意レベルを設定し、10種類の動物の中から1つを選び開始する。大阪大学の石黒研究室と共同開発した会話ロボットCommU(コミュー)2台と数回やりとりをする。最後に「動物に詳しくなったか」などアンケートも行う。

 実験では、会話の流れや会話中の表情、どのタイミングで話をしているかをビデオで記録(ビデオ撮影は同意時のみ)して、アンケート結果も研究に役立てるという。

 開発を担当した同研究所インタラクション対話研究グループの杉山弘晃さんは「研究所のオープンラボなどではロボットに優しい質問が多いが、自由に話し掛けてもらってAIを鍛えてやってほしい。雑談・傾聴型のロボットの開発にも活用していきたい」と話す。

 実験を行う時間は10時~15時。参加無料。月曜定休。

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