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京都で反物巻き競争「巻王」 東京のチャンピオンも参戦、団体戦初開催も

大会の様子

大会の様子

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 丸池藤井ビル(京都市下京区室町通蛸薬師下ル)で3月14日、「第3回反物巻選手権 巻王」が開催された。主催はきものステーションと京都織物卸商業組合。

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 和装振興の一環として2016年に始まった同イベント。競技のルールは3丈(約13メートル)の丹後ちりめんの白生地を巻き終えるまでの時間と巻きの美しさを審査する。美しさは巻かれた生地の幅を電子ノギスで計測し、40センチメートルを超えると失格となる。

 イベントには島根県や、2月21日に行われた東京大会の入賞者らも参加した。個人戦では予選で東京王者「人間風車」の異名を取る奥田晃史さんが失格になったり、失格で決勝進出者がいない組があったりと波乱の展開となった。

 決勝戦では敗者復活枠から勝ち上がった「うずしおクルーズ」の異名の三好健史さんと、前回王者の「ザ・ハリケーン」こと平山正記さんの一騎打ちとなり、三好さんがハイレベルな戦いを制し第三回「巻王」となった。

 今回から始まった3人1組の団体戦「阿修羅」では、あえて未経験者をアンカーに据えたチームに会場が沸く一幕もあった。団体戦は2分4秒のタイムを出した「イトコーローリングサンダース」が優勝した。

 京都織物卸商業組合の副理事長の高田啓史さんは「東京や島根など遠方から参加もあり、少しずつ波及していることを感じた。企画も運営もすべて呉服の関係者でここまでできるのは素晴らしいこと。この業界の未来は明るく感じる」と話す。

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