「近鉄名店街」今秋リニューアル-業態広げ幅広いニーズに対応へ

写真=飲食ゾーンイメージパース

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 近畿日本鉄道は10月9日、近鉄京都駅高架下「近鉄名店街 みやこみち」(京都市下京区東塩小路)をリニューアルオープンする。

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 近鉄名店街は1964年(昭和39年)にオープン。同社は主要ターミナルの整備を進めており、京都駅の再整備として高架下店舗のリニューアルなどを実施するため、昨年11月末から営業を休止していた。リニューアル後の店舗面積は従来の約1.2倍の約3,400平方メートル。従来の飲食店や土産物店に加え、物販、サービスなど新業態テナントを導入し、観光客から地元客まで幅広いニーズに対応する商業施設を目指す。

 新名称の「近鉄名店街 みやこみち」は、同施設が東西に伸びる一本道の形をしていることから、「未来に向けて真っ直ぐ伸びていくイメージ」の「道(みち)」という言葉を使い、京都(みやこ)を代表する「道」へと発展させたいという思いを込めたという。

 リニューアルに際し施設全体の集客力向上と回遊性を高めるため、東側には物販・サービスゾーンを、西側に飲食ゾーンを配置し分かりやすさを重視したゾーニングを実施。外観デザインには京町家の格子をモチーフにしたルーバーを配すなど、京都の伝統的スタイルを現代風にアレンジしたデザインに。「モダン古都スタイル」をテーマに、メーン通路の床や天井のデザインをゾーンごとに変化させ、曲がり角を設け通路に変化をもたせるなどの工夫も施す。

 店舗構成は、京やきぐり「比沙屋」、生ゆば「ゆば鷹」、京風キムチ「京キムチ」、グルメストア「食品専門館ハーベス」などの物販・サービス=18店舗、カフェ・スイーツ「マールブランシュ カフェ」、和カフェ「京あんじゅ」、洋食「GRILL AND BAR 東洋亭」、とんかつ「京都粋花KYK」、アイリッシュパブ「Man In the Moon」など飲食=21店舗、ホテル案内所などそのほかの施設=2店舗の全41店舗。

 投資額は約33億円。

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