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日本文化の理解深める映画祭が同志社大学のプロジェクトで優秀賞 錦湯で上映会

プロジェクト報告発表の様子

プロジェクト報告発表の様子

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 同志社大学京田辺キャンパス(京田辺市)で1月22日、グローバルコミュニケーション学部のセミナープロジェクト発表会が行われ、錦湯(中京区)や同大学で行われた映画祭が優秀賞に選ばれた。

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 同プロジェクトでは同学部の学生が7つの班ごとに、1年掛けて国際交流や異文化理解といった課題に対して行った取り組みを発表。プロジェクトは期間は1年で、予算は15万円。学生1点、教員20点で投票が行われた。

 優秀賞を獲得した「Furo Film Festival」は、リーダーの野田アンナさんが立案し、20人以上が集まった。同チームは日本文化をテーマにした短編作品に、中国語や英語の字幕を付け、日本文化を感じられる場所として銭湯での上映会を開催した。

 「みる、のむ、つかる」をテーマに、会場では日本酒カクテルを提供したり、銭湯チケットを特典にしたりすることで五感で日本を感じられる工夫も行った。当日は20人の募集に対し、17の国と地域から45人が参加。会場を広げても立ち見が出る盛況ぶりを見せた。

 会場ではアンケートを採り、評価やコメントを集めた。一番評価が高かった作品は日本人のスキンシップに対する距離感を、ハグを通じて描いた作品だった。野田さんも「笑う場所が日本の人とは違っているのも興味深かった」と話す。

 野田さんは「最優秀賞となりとても嬉しい。学生最後の良い思い出になった。映画祭に来てくださった方々、そして私以上に頑張ってくれたチームの1人1人に感謝したい」と話す。

 2位には日本のお祭りを世界に広める活動、3位にはインスタグラムを用いて京都文化を発信するプロジェクトがそれぞれ選ばれた。

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