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京都の児童館まつりで「災害用伝言ダイヤル」デモ実演 ダイヤル式電話の体験も

伝言を残す中林志穂ちゃん(4歳)

伝言を残す中林志穂ちゃん(4歳)

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 「御前児童館」(京都市中京区)で行われた児童館まつりで9月9日、災害用伝言ダイヤルのデモ実演が行われた。

初めてのダイヤル式の電話に挑戦

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 同サービスは、阪神淡路大震災を機に始まった安否情報を確認できる「声の伝言板」。災害時には、混雑する回線を使用せずに全国の交換機をランダムに経由して伝言蓄積装置に接続する。デモ機はサービスを子どもたちにも理解してもらうため、受話器とディスプレーを付け、アニメーションの解説や3択クイズで役割や使い方を紹介する。

 実際に子どもたちは名前と「私は元気です」などのメッセージを録音。その後自分の音声を確認していた。大人向けのデモでは、自宅の電話番号で登録し、その番号で録音を確認できることなど使用方法が紹介された。当日は特別に、実際に手持ちの携帯電話などから同サービスが使える設定もされた。

 イベントでは、昔懐かしいダイヤル方式の公衆電話も設置。実際に通話する体験なども行われた。子どもたちはお金よりも先に受話器を上げることや指を数字の書かれた位置から回すといった初めての体験に戸惑いながらも、親子や友達同士で「つながった」と笑顔を見せていた。

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