「のびアニキ」と「淀川テクニック」の展覧会-京都芸術センターで

京都芸術センターで展覧会「明るい無常観-LIGHT TRANSIENCE-」が開催されている。写真=「のびアニキ」

京都芸術センターで展覧会「明るい無常観-LIGHT TRANSIENCE-」が開催されている。写真=「のびアニキ」

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 京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下ル、TEL 075-213-1000)内のギャラリー北・南で4月14日から、「金子良/のびアニキ」と「淀川テクニック」による展覧会「明るい無常観-LIGHT TRANSIENCE-」が開催されている。

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 「のびアニキ」は、「ドジで他者とのコミュニケーションをうまく取れない時期があった」という金子良さんが、2004年から始めた表現活動。自分の姿をアニメのキャラクターに昇華させることで、コンプレックスをポジティブなコミュニケーションツールへと変換させるという「自虐的かつポップな方法」により各地でパフォーマンスを行っている。「この格好なら笑って許してもらえると気付き、これで生きていこうと思った」と金子さん。

 同展では、元小学校という空間を生かしたインスタレーションを発表している。金子さんは「コミュニケーションが苦手な人も、こんな風にコンプレックスの裏返しでコミュニケーションを取る方法があるのかと思ってもらえれば」と話す。

 「淀川テクニック」は、柴田英昭さんと松永和也さんによるユニット。2003年から大阪の淀川に落ちているごみ・漂流物などで作品を作り始め、現在もごみや廃材を用いた作品の制作を続けている。「淀川テクニック」の2人は「何が落ちているか分からないから、どんな作品が出来上がるのかも分からない。作り上げるプロセスが楽しい」と話す。

 同展では、名古屋でごみや廃材を拾い制作したという金のしゃちほこをモチーフにした作品など計3点を展示している。

 期間中、「のびアニキ」が銅像に扮(ふん)し同センター内でパフォーマンスを行う「のびアニキの銅像パフォーマンス」(期間中随時)や、出展アーティスト2組による「アーティスト・トーク」(4月18日14時~15時、参加無料)のほか、さまざまな関連イベントを予定する。

 開催時間は10時~20時。入場無料。5月10日まで。

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