京都で「離婚しないための婚活ツアー」、離婚式プランナー寺井広樹さん監修

「感情コントロール」では、あえて怒りの感情を互いにぶつけるアドリブ劇を行った

「感情コントロール」では、あえて怒りの感情を互いにぶつけるアドリブ劇を行った

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 「離婚しないために学ぶ婚活ツアーin京都」が2月9日・10日に開催された。主催は日本旅行で、企画は「離婚式プランナー」の寺井広樹さん。

安井金毘羅宮の「縁切り・縁結び碑」

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 2015年までに今回の参加者が離婚してしまった場合には、寺井さんが無料で「離婚式」を行う約束が付く。1泊2日で行われたツアーの1日目には「縁切り・縁結び碑」で知られる安井金比羅宮(京都市東山区)の金比羅会館で寺井さんが講話を行った。翌日は霊山観音でのパワースポット巡りや、清水寺付近の散策を楽しんだ。

 講話では、四柱推命で「相性がいい」2人が隣になるように席を決めたため、男女ともそわそわ。2人で一緒に「そもそもなぜ結婚したいのか」「どんなプロポーズをしたい・されたいか」などを話し合い、発表した。「プロポーズは相手の記憶に残るようしてほしい。その記憶が離婚のストッパーになる」「『地味婚』のカップルは離婚率が高い」など、離婚式プランナーの経験から、離婚しないための結婚式やプロポーズの秘訣(ひけつ)を伝授した。

 「感情コントロール」のワークショップでは、「けんか療法」とも呼ばれる手法を紹介。「高価なプレゼントを買ってきた夫を妻が怒る」という設定で、実際に1組の参加者がアドリブ劇を披露。「何でこんな大きなテレビなんて買ってくるの。うちには要らないのに」「お前が喜ぶと思って買ったのに、何でそんなこと言うんだ」と、お互いを責める。最後には、「これ、どうオチつけましょう」と笑いが起きた。寺井さんは「人が相手に対して怒りを持続できるのは1分が限界。一時の感情に任せて離婚したことを後悔している人も多い。カッと思うことがあってもそれは続かないことを知っておいてほしい」とアドバイスした。

 「離婚からの再出発は大変だと聞くので、離婚しない方法を知ってから結婚しようと思って参加した」と話す彩子さん。「結婚式は地味でもいいかな、と思っていたが離婚しやすいと聞いて盛大にした方がいいのかなと思った。初めて知ったことが多く参考にしたい」とも。

 次回は6月、鎌倉でツアーを予定する。

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