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京都市動物園で伊藤若冲「鳥獣花木図屏風」の動物読み解き講座

鳥獣花木図屏風

鳥獣花木図屏風

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 京都市動物園(京都市左京区)の「図書館カフェ」で12月25日、イベント「若冲の屏風(びょうぶ)に登場する動物たち」が行われる。

伊藤若冲の「鳥獣花木図屏風」(鳥)

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 同園では夏にも、今年生誕300年を迎えた若冲をテーマに、京都嵯峨芸術大学特任教授の佐々木正子さんが子ども向けにワークショップ開催、好評を得たという。今回は同園副館長の坂本英房さんが講師として、若冲の代表作の一つ「鳥獣花木図屏風」に描かれた動物をテーマに講演。後半は参加者とのトーク。

 坂本さんは、佐々木さんから絵画に描かれた唐獅子(からじし)とライオンの違いを聞かれたことをきっかけに、若冲の絵に描かれている動物と実際の動物を比較。鳥獣花木図には実際に見て描いた動物もあれば、麒麟(きりん)や鳳凰(ほうおう)など伝説上の動物も描かれているほか、何か判断のつかない動物もいるという。

 坂本副園長は「京都市動物園に足を運んで写生をしたという画家の日記が残っている。動物園と美術は密接な関わりがあって面白い。今回は大人向けに動物園のまた違った魅力を発信できたら」と話す。

 開催時間は17時~18時。参加無料。要予約。定員20人。申し込みはメールまたはファクス(075-752-1974)で受け付ける。募集締め切りは今月23日まで。

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