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京都・布からできた土で木綿を作ろう 糸繰り体験やマルシェ開催へ

古着から生まれた土で育ったサツマイモ

古着から生まれた土で育ったサツマイモ

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 着物の3R(リユース・リデュース・リサイクル)に取り組む着物店「彼方此方屋(おちこちや)」(京都市下京区仏光寺通柳馬場東入ル仏光寺東町、TEL 075-344-4566)で12月17日、京都産木綿に関するイベントが行われる。

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 店長のたなかきょうこさんは古着から生まれた土「エコっち君」で木綿をさまざまな人の手で栽培し、集まった綿花で木綿の生地を作る企画「エシカルプロジェクト結社 京・木棉」のスタートに向けて準備を進めている。来年5月の種まきまでに多くの人に参加してほしいと、京都府のまちづくり団体支援サービス「京都ちーびず」に相談。相楽郡で木綿栽培と手織りのかすり「相楽(さがなか)木綿」の文化を伝える「相楽木綿の会」の紹介を受けた。

 イベントではたなかさんが企画を紹介するほか、相楽木綿の会の福岡佐江子さんと田中智子さんをゲストに招いたトークや、糸繰り機を使った糸繰り体験を用意。「エコっち君」を扱う丸野尚志さんが、土の特性や使い方を紹介する交流会を行う。参加費は1,500円(「エコっち君」のミニポット・サツマイモのパウンドケーキ付き)。

 イベントの2部では「マルシェ」として相楽木綿で作った名刺入れやブックカバーといった小物の展示・販売、「エコっち君」のミニポットや、田中さんがエコっち君を使って栽培したサツマイモが入ったパウンドケーキなどの販売会を行う。マルシェは参加無料。

 たなかきょうこさんは「先人の知恵にならい、ゴミをできるだけ減らしたいと、裂織りの商品や教室を開いてきたが、本当の意味で木綿を循環させたい。今年、エコっち君でサツマイモを栽培したが、雑草が生えず、手入れが楽で驚いた。気軽に園芸がしたい人や木綿を使った小物づくりをする人などに参加してもらえたら」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は、交流会=13時~15時、マルシェ=15時~17時。交流会は要予約。電話又はメールで受け付ける。

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