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京都・晴明神社で正月用しめ飾り授与始まる ネット申し込みも

しめ飾りを持つ山口宮司

しめ飾りを持つ山口宮司

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 平安時代の陰陽師・安倍晴明の住居跡に1007年に創建された「晴明神社」(京都市上京区)で現在、正月用のしめ飾りの授与が行われている。

「五芒星」があしらわれた正月用のしめ飾り

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 しめ飾りは神社などで使われるしめ縄と同じく、清浄であることを示す境界を示す結界のようなものとされる。魔除・厄除の神、安倍晴明を祭る神社として今年から正月用にしめ飾りを神前ではらい清め、祈とうした。

 しめ飾りの中央には陰陽道で使われる魔除けの「五芒星(ごぼうせい)」をあしらう。中央に結んだ金銀の水引は、金が4本で「陰」、銀が3本で「陽」を示しており、陰陽の和合を保つという。「迎春」の文字とともに来年のえと(六十干支)の「丁酉(ひのととり)」を記し、新たな年を迎えるめでたさをことほぐ。

 祈願申し込みはウェブでも受け付けており、しめ飾りはマンションや一戸建て住宅などでも取り付けられるようフックを同封する。しめ飾りは12月25日ごろから玄関につるしはじめ、1月15日ごろまで飾るとよいという。

 山口琢也宮司は「かつては車のフロントグリルなどにもしめ飾りが付けられていたが、今ではあまり見られなくなった風習で寂しさを感じる。祈とうしたしめ飾りを門先にかけてもらい、健やかな1年を迎えてもらえたら」と話す。

 初穂料は1体につき2,000円。しめ飾りは数量限定。なくなり次第終了。

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