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京都で高低差を楽しむ「御土居めぐりツアー」 オープンデータ使ったアプリにも反映

ツアーでも立ち寄る北区の御土居(KI015)

ツアーでも立ち寄る北区の御土居(KI015)

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 京都にあるIT企業7社でつくる「京なかGOZAN」が現在、京都の観光アプリ「いしぶみ巡るっ!」と平安女学院大学国際観光学部の井上学准教授によるコラボツアー「御土居(おどい)巡り」の参加者を募集している。

アプリのイメージ画像

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 「御土居」は、豊臣秀吉によって造られた土塁で、敵の襲来を防ぐ目的と鴨川の氾濫を防ぐ目的のものがあるという。東は鴨川、西は紙屋川、北は鷹ヶ峰・上賀茂、南は九条に及び、高さが約5メートル、全長およそ22.5キロメートル。現在も一部が残っている。

 同ツアーでは、北大路駅に集合し、井上さんの解説を聞きながら、京なかGOZANが手掛けた「いしぶみ巡るっ!」で紹介されているそれぞれの御土居をバスと徒歩で巡る。途中、御土居の形を模した「御土居餅」を食べて休憩する。

 京なかGOZANが京都市とオープンデータ活用に関するヒアリングから開発した同アプリは、京都市歴史資料館が公開している、京都にある碑(いしぶみ)のオープンデータを活用したもの。碑の解説を掲載するほか、位置情報や現在地からの経路を示したり、碑の写真を撮影して、アルバムを作ったりする機能を盛り込む。京都市営地下鉄のキャラクター・太秦萌(うずまさもえ)ともコラボもしている。同ツアー開催後には、御土居コースも追加する予定という。

 同団体代表の桂田佳代子さんは「下見で先生とコースを歩いたら、道路を隔てて一部が残っている御土居など、当時の姿を思い浮かべながら歩くことで新鮮な発見があった。何気ない場所の高低差の楽しみ方を知ってもらえたら」と話す。

 開催時間は14時~17時。参加費は2,500円(北野天満宮「梅園」入場料、御土居餅2個代、保険料含む)。定員は先着15人。申し込みはメールで受け付ける。雨天中止。受け付け締め切りは12月1日。

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