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京都市美術館でダリ展 ミュージアムショップに巨大「ガチャ」も

ミュージアムショップの巨大「ガチャ」

ミュージアムショップの巨大「ガチャ」

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 京都市美術館(京都市左京区)で現在、「ダリ展」が行われている。

ガチャが1度回せる「1ダリ紙幣」

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 同館でのダリ展は、ダリが自身で監修した1964年以来52年ぶりとなる。ガラ=サルバドール・ダリ財団(スペイン・フィゲラス)、サルバドール・ダリ美術館(アメリカフロリダ州・セント ピーターズバーグ)、国立ソフィア王妃芸術センター(スペイン・マドリード)の3機関を中心に約200点を展示。ダリ美術館のチャールズ館長も「現在できる最大で最高の展示」と胸を張る。

 展示は有名なモチーフ「メルティングクロック」が描かれた油彩作品やドローイング、オブジェ、ジュエリーなど多岐にわたる。アメリカ商業主義的なコラボ作品や、広島と長崎の原爆に影響を受けた絵画、日本では展示される機会が少なかった妻のガラが描かれた作品なども紹介される。

 内覧会では、日吉屋(上京区)の西堀耕太郎社長からリュイス・ペニュエラスさんに、ダリの家にあった直径2.7メートルの和傘の複製品が手渡された。ペニュエラスさんは「この和傘はとても重要なパーツの一つ。今度は当館で和傘を見てほしい」と笑顔で話した。

 同館学芸員の後藤結美子さんは「ダリの卓越した描写力から生まれる存在感に世界の人が夢中になってきた。絵の中で女性や馬に見える『ダブルイメージ』や、一つの絵に同じ形がいくつも現れてリズム感や統一感が出ているのを見つけるのも面白いのでは。お子さん用のワークシートも用意したので親子でも楽しめる」と話す。

 ミュージアムショップには巨大な「ガチャガチャ」も登場。「1ダリ」(300円)で1回回すことができ、ピンバッジが入った卵が出てくる。1ダリ紙幣の「AVIDA DOLLARS」は金(ドル)の亡者の意味し、ダリの名前のアナグラムとなっている。これは、ダリと決裂したフランスのブルトンがダリをこう呼んだことにちなんでいる。

 開館時間は9時~17時(8月11日、12日は19時まで)入場は閉館の30分前まで。月曜休館。観覧料は、一般=1,600円、高大生=1,100円、小中生=600円。9月4日まで。

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