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京都で個性派書店が作る32時間限定の「本屋」 昨年より8時間延長

ブックフェアに参加する店主たち

ブックフェアに参加する店主たち

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 堺町通蛸薬師にある「みよいビル」(京都市中京区堺町通蛸薬師上る雁金町)で12月5日・6日、32時間営業し続ける「いまどきのブックフェア」が行われる。主催はYUYBOOKSとちのり文庫。

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 イベントは、iroiroデザイン(下京区)とデザイン会社の「フィールド」(中京区)が主催する「iroiroスクール」の講座「いまどきの本屋の作り方」の終わりに、実際に運営する場として企画されたもの。2回目となる今年は、昨年の24時間から8時間延長された。

 同講座では、自分の得意な分野の本を専門に扱うことで一般的な書店と一線を画す「いまどきの本屋」の魅力や、本の流通システムや兼業の本屋の運営を学ぶ。ニュージーランドで移動本屋を目指す人や、カフェの店主などさまざまな経歴を持つ人が集まった。

 同イベントには、大阪や神戸の書店30店以上が参加。集まった本を1冊ずつ吟味し、「脱京都」「死にたくない」(昨年の場合)といったテーマごとに棚を再構成して作っていく。「時間と共に棚が変化していくのも面白い」とYUYBOOKSの小野友資さん。昨年は27時から9時を除き、常に満員状態という盛況で、参加する出店者も企画を楽しんでいる様子で「掘り出し物」も多く、昨年は大量に購入する人の姿も見られたという。

 今年は100円均一のコーナーや、長時間くつろいでもらえるようにカフェスペースを設ける。「棚が常に新鮮なのがこの本屋の面白いところ。本との出会いを楽しんでもらえたら」と小野さんは来場を呼び掛ける。

 開催時間は12時~翌20時。

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