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京都「六角堂」が夜間特別拝観 池坊のいけばな展示も

池の中にいけられた「妙音」

池の中にいけられた「妙音」

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 頂法寺(通称「六角堂」・京都市中京区六角堂東洞院西入堂之前町)で4月10日、夜の特別拝観が始まった。主催は「華道家元池坊」(下京区)。

池坊由紀さんの作品

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 「いけばな発祥の地」といわれる同寺。境内は約120個のあんどんで境内を照らすほか、「縁結びの柳」もライトアップを行う。山門や池、本堂の脇を舞台に、次期家元、池坊由紀さんら池坊学院の教員や学生の作品5点を展示する。

 太子堂そばの池に配置された池坊由紀さんの作品は、樹皮の残るクスノキの板から、サンゴミズキや柳を交差するように配し、足元を赤いダリアで締めた「Crossing」。草木と草木、草木と人の出会いから生まれるものをテーマにしているという。

 竹内稔晴自由花研究室の作品「妙音」は、本堂の五色(ごしき)の幕がはためく様子からインスピレーションを得た作品。脱色されて白いシダレグワの枝に、赤や黄、緑、青のテープが目に飛び込む。足元には竹の囲いと障子をイメージした枠を配した。「天空の仏様の世界には、妙なる音が聞こえ、天女が舞っているという。見えないものを見、聞こえない音を聞く、そんな作品を目指した」と竹内稔晴さん。

 隣接する池坊会館では、およそ1000点の展示を行う「春のいけばな展」も開催する。

 開催時間は18時~21時まで。入場無料。4月13日まで。

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