京都で子宮頸がんテーマの映画上映会-主演の安田美沙子さんトークも

「20~30代の方にもお越しいただけたら」と光岡さん

「20~30代の方にもお越しいただけたら」と光岡さん

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 四条烏丸の京都産業会館8階の「シルクホール」(京都市下京区四条通室町東入る)で11月22日、子宮頸(けい)がんをテーマにした映画の上映会とトークイベント「女性の魅力と健康のススメ」を開催する。主催は、京都府健康対策課。

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 子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感性が主な原因となり子宮頸部に発生する。感染は性交渉により感染することが知られている。20代~30代の女性に急増しており、最悪の場合死に至る。子宮摘出手術が必要になり、妊娠・出産ができなくなる可能性が高まる。がんの発生は、子宮の入り口に近い部分が多く、診察で見つかりやすいので、早期発見でほとんどが治ることから、同課では2年に一度の検診を呼びかけているが、京都府の受診率は30%にとどまっている。府では、29年度に子宮頸がんの検診率を50%まで引き上げることを目標にしている。

 イベントでは、京都出身のタレント安田美沙子さん出演の「いのちのコール~ミセスインガを知っていますか~」を上映。主人公は結婚を目前にした30代の女性教師。ある日、腹部の激痛が走り子宮頸ガンが発覚する。作品は、自身が子宮頸がんを患った故渡邊真弓さんが検診の重要性を訴えようと企画。撮影が始まる前に亡くなり、監督の蛯原やすゆきさんが遺志を継ぎ、完成にこぎ着けた。上映会の後は、安田さんと蛯原監督、京都府検診担当者によるトークセッションを予定している。

 意識調査などの結果でも、検診は「面倒だ、関心が無い」という意見が寄せられているが、早期発見できれば治療できる可能性も高くなる。市町村によっては無料になったり補助があったりするので活用してもらいたい」と同課がん対策担当の光岡由利子さん。

 開催時間は13時30分~15時50分(開場13時)。参加費無料。申し込みは、ホームページかファクス(075-431-3970)で受け付ける。11月14日必着。

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