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四条烏丸で野菜を通じた「地域起こし」トーク-「京都ちーびず女子」の一環で

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 四条烏丸にある商業施設「COCON KARASUMA」 で7月18日、京都府が進める地域ビジネスを支援する「京都ちーびず女子」の一環としてリフレかやの里(与謝野町)指定管理者「よさのうみ福祉会」の藤原さゆりさんのトークイベント「イチオシカフェ」が行われた。

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 京都府の各地で女性が活躍している地域活性化の取り組みを紹介する同企画。同会は、一度は閉鎖した同施設の指定管理者として受託され、2011年10月に施設を再開。障がいのあるスタッフと共に地元の農家との連携で農産品の加工を行うほか、レストラン、宿泊、温泉施設を運営する。かつて丹後ちりめんの生産地として有名だったが、着物の業界の衰退により失われた活気を取り戻すためにPRを積極的に行う。

 中でも地域の農家と連携した委託加工は、藤原さんのやりたかったことの一つだという。「形がいびつだったりして市場では二束三文にしかならない野菜を加工することで、農家にとっても収入源となり、ウィンウィンになっている」。参加者は実際のジュースや漬物などのオリジナル商品を、実際に味わいながら進められた。子どもを連れた来場者からは「このトマトジュースは、子どもがごくごく飲んでくれた」とうれしそうに話す姿も。

 施設では現在、ペクチンを使わずとろみのあるジャム作りなど新商品の開発に取り組むほか、これまで以上に委託加工を増やしていきたいと意気込む。藤原さんは「総務省から先日、京都でも多くの地域が存続することそのものが難しいというデータが発表された。地域の置かれている状況は楽ではないが、活動を通じて地元を盛り上げていきたい」と笑顔を見せていた。

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