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京都で「節分お化け」ツアー-島原の司太夫さん企画、「まゆまろ」も参加

嵐電に現れた「節分お化け」

嵐電に現れた「節分お化け」

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 京都・島原にある置屋兼お茶屋「輪違屋(わちがいや=京都市下京区西新屋敷中之町)の太夫、司太夫さんが主宰する「こったいの会」が2月3日、京都市内で「節分おばけ」のツアーを開催した。

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 今年で12回目となる同イベント。司太夫さんが「節分お化け」を復活させたいと始めたのがきっかけで始まった。「節分お化け」は、鬼をやり過ごすために普段と違った格好をする風習。現在は花街で芸妓(げいこ)さんによって行われている。

 3日14時過ぎには嵐電の四条大宮駅からアニメや芸能人、鬼や歴史上の人物に仮装した同会のメンバーが乗車。司太夫さんも戊辰戦争で女性ながら勇ましく戦った「会津娘子隊」、振袖太夫さんは「静御前」の姿となった。電車には今年10月から始まる「国民文化祭・京都2011」のPR隊長をする「まゆまろ」も鬼の面をつけ登場。司太夫さんは「京都は厄がいっぱい。今日は全部落としていってね」と呼びかけた。「お化け電車」に遭遇した人は「節分にこんな行事があることを初めて知った。面白い」と驚きながらも楽しんでいた。

 「京都以外の方もたくさん参加している。ぜひ京都中に節分お化けが広まったら」と司太夫さん。この後、天龍寺や表鬼門である吉田神社の節分祭に参加した。

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