マンミューで「杉浦茂101年祭」-奇想天外な昭和の漫画家を特集

京都国際マンガミュージアムで3月20日~5月24日まで特別展「冒険と奇想の漫画家・杉浦茂101年祭」を開催

京都国際マンガミュージアムで3月20日~5月24日まで特別展「冒険と奇想の漫画家・杉浦茂101年祭」を開催

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 京都国際マンガミュージアム(京都市中京区烏丸通御池上ル、TEL 075-254-7414)は3月20日から、特別展「冒険と奇想の漫画家・杉浦茂101年祭」を開催する。「京都マンガフェスタ2009」も同時開催。

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 杉浦茂氏は、読むと思わず笑顔がこぼれるほがらかさと、常識を揺さぶられる奇想天外さで、昭和初期から児童漫画界で活躍。赤塚不二夫ら後進の漫画家だけでなく、音楽家や写真家、小説家など多方面のクリエーターに影響を与えた。今年は生誕101周年に当たり、漫画のキャラクターで知られる人差し指と小指を立てたポーズを「101」に見立て、「生誕101年」を祝うというアイデアから特別展を開催することになった。

 「にこにこ!へんてこ!ほがらか!」をキーワードに、作品を体感的に楽しめるよう顔ハメ看板やキャラクター変身グッズなどを館内各所に設置予定。「杉浦作品を懐かしいと思っていただける人から、初めて作品に触れる人にも、愉快で不思議な杉浦ワールドを楽しんでほしい。ポップでモダンなセンスは、いま見ても古びておらず、見る人に新鮮な驚きを与えることができる」と同館担当研究員の表智之さん。

 同展では、杉浦氏を慕うクリエーターからのトリビュート作品も展示。表さんは「後進のクリエーターたちにどれだけ影響を与えたのか、この展覧会に来ていただければ見て取っていただくことができる」と話す。

 期間中、同展プロデューサーでもある漫画家のみなもと太郎さん、唐沢なをきさん、評論家・呉智英さんによるシンポジウム(3月22日)や、ミュージシャン・サエキけんぞうさんによるトークショー(4月12日)などを開催。同ミュージアムのオリジナルマスコット「マミュー」も登場し、イベントを盛り上げるという。

 開催時間は10時~18時(入館は17時30分まで)。入場料は、大人=1,000円、中・高校生=500円、小学生=200円(ミュージアム入場料込み)。水曜、6月8日~11日休館。5月24日まで。

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