京都のカフェが連携してスタンプラリー-参加店、今月12店舗に

カフェのスタンプラリー「swimy project」の発起人である「cafe LOOP」店長・中村康裕さん。

カフェのスタンプラリー「swimy project」の発起人である「cafe LOOP」店長・中村康裕さん。

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 京都のカフェが今年5月から共同で取り組んでいるカフェのスタンプラリー「swimy project」に9月29日、12店舗目となる参加店「古書と茶房 ことばのはおと」(京都市上京区油小路通下長者町下ル、TEL 075-414-2050)が加わった。

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 スタンプカードは各参加店で配付する。利用客は注文時にスタンプカードを提示し、カフェごとに異なるスタンプを集めていく。1店舗で捺印できるスタンプは1個だけで、スタンプを集めていくと6店舗目と12店舗目に訪れたカフェで特典を得ることができる。

 特典はフードやドリンクなどのサービス、クーポン券や店で販売されている小物のプレゼントなどカフェによって異なる。スタンプカードはスタンプの最終捺印日から2カ月間有効。有効期限はスタンプが捺印される度に更新される。

 同企画の発起人である「cafe LOOP」(左京区田中東高原町)の店長・中村康裕さんは、和食店で4年間板前をしていた経験や他店舗のカフェに勤務した経歴があり、「先輩や知り合い、さらにその人の先輩や後輩などでカフェを営業している人が多く、カフェとカフェにつながりがあった」という。

 参加カフェは「古書と茶房 ことばのはおと」「cafe LOOP」のほか「pooh’s café」「cafe shizuku」「cafe marble」「ココカラcafe+dish」「cafe cannelle」「gurigura café」「Travering café Little Bamboo」「cafe一期一会」「さるぅ屋cafe」「でこ姉妹舎」。

 「swimy project」の名前は、「スイミー」の物語のように小さな店でも仲良く力を合わせ、参加者にも京都の街をスイスイ泳ぐ魚のように巡ってもらいたいという思いから名付けられた。普段行くことのない地域のカフェに行くきっかけとなり、知らなかった店を発見できるなど、スタンプラリー参加者からは好評だという。

 中村さんは「まちなかにある大きいカフェや超有名店ではない、ローカルカフェの魅力を知ってもらい、カフェ同士で来店客の共有がしたかった」と話す。近々参加カフェの関係者で集まり顔を合わせるカフェ会議も行う予定だという。「今後、共同でイベントのようなこともできれば」と中村さん。

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