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京都・大垣書店で祇園祭の「ちまき」支えるプロジェクト紹介

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 Team Tell HANASE(チームテルハナセ)は7月14日、大垣書店本店(京都市下京区室町通函谷鉾町)で、プロジェクトの紹介を行った。

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 同チームは、京都市左京区の花背で祇園祭の「ちまき」にも使われるチマキザサの保全活動に取り組むほか、オリジナルのちまきの販売、ちまき作り体験会なども行ってきた。

 この日はチームの小中学生らがおそろいの「ささしかかたん」Tシャツを着て参加。パネルや動画を用意した。花背のチマキザサは他府県のものに比べて大きく香りがよく、裏側の毛も少なく、昔から祇園祭のちまきや和菓子にも使われてきたことや、約10年前のササの一斉開花の後、シカが新芽を食べてしまいササが激減したこと、シカ避けの柵などを設けたことなどを紹介。

 同チーム副リーダーの井関剣慎さんは「シカが増えたのも温暖化で、冬を生き延びる個体が増えてササを食べてしまうことや、林業が衰退して、地面に日が届かずに下草が育たないなど多面的な要因があるのですぐには解決できないけれど、できることからササを守っていきたい。大自然と人が深く関わってきたこの街の暮らしが好き。花背はとてもきれいなのでぜひ来てほしい」と笑顔を見せた。

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