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五条楽園の「UNKNOWN京都」にコワーキングスペースと飲食店

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 五条楽園のコリビング施設「UNKNOWN京都」(京都市下京区平居町)に11月27日、コワーキングスペースと飲食店が11月27日、先行オープンした。

タイル張りになった入口にはフロントを設ける

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 各地で地域活性化事業を展開する「エンジョイワークス」(鎌倉市)、町家再生に取り組む不動産会社の「八清」(下京区)、「物件ファン」などのメディアを手掛ける「OND」(下京区)の共同プロジェクトで、メイクコンセプトメーク、資金調達、設計・施工、オペレーションの決定や施設運営をそれぞれが担う。

 施設は地上2階建てで築約100年の、お茶屋として使われていた築約100年の建物。敷地面積は2棟を合わせて約157平方メートル。北側1階に飲食店、南側にコワーキング機能を設ける。それぞれの2階は来年2月に、宿泊施設がとしてオープン開業する予定。

 お茶屋の名残の色鮮やかなタイルと曲線的なデザインが目を引く受付の奥には、ソファ席を備えたリビングとダイニング、カウンター付きのキッチンを用意。「奥に進むほど集中できるようなゾーニングにしている」とプロジェクトを担当するエンジョイワークスの濱口智明さん。テレビ会議の設備を備えた会議や、中庭の奥にシェアオフィスとして使える個室も用意する。

 会員は施設を24時間利用でき、フルタイム会員は月額1万1,000円、土曜・日曜・祝日に利用できる週末会員は4,400円(入会費5,500円別)。一時利用(7時~22時)は、1ドリンクで2時間利用できる仕組み。会員はONDが開発した顔写真付きSNSに登録し、会員やスタッフの交流を促進する。会議室の利用や、隣接する飲食店2店の支払いも一緒にクレジット決済できる仕組みも用意する。

 隣接する棟には、昼はスパイスカレー店の「スパイスオアダイ」と夜は大衆酒場の「アンノウン食堂」、イタリアンの「Sin」がオープンした。定休日の水曜にはキッチンを貸し出し、イベント等での利用活用なども考えているという。

 濱口さんは「オフィスでは実現しない仕事のしやすさを、『コリビング施設』という施設の面でも、システムの面でも提供できれば、今後の宿泊施設や別館のオープンにもつなげていきたい」と話す。

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