見る・遊ぶ

京都水族館でフィーディングプログラム 5周年に合わせ企画、第一弾はペンギン

プログラムの様子

プログラムの様子

  • 0

  •  

 京都水族館(京都市下京区観喜寺町)で2月11日、フィーディングプログラム「さあ、ごはん!」第1弾企画「わいわいペンギン」が始まった。

[広告]

 3月14日の同館オープン5周年を記念して、生き物をより身近に感じてもらおうと企画したフィーディング(=エサやり)プログラムの一環。

 1日3回行うエサやりの時間のうち2回を、来館者に分かりやすいよう解説を入れながらエサやりを進める。個体の体重の増減や、前回の食べた量によりその回の魚の量が違うため、どれだけ食べたか個体別に記録して、過不足の無いようにする。

 同館では自然界のペンギンが水中で魚を捕まえて食べることから、原則としてエサをプールで与えている。23日も多くが水の中で待ち構えていたが、1羽が水から上がったことで、つられて陸に上がったペンギンを水に戻すところからエサやりが始まった。

 飼育スタッフは「梅小路から名付けられた『うめ』は水に入りたがらない子で、今日も逃げてますね」などと、性格や行動を紹介。このほか、「『りょう』は、あと何匹?」「あと2です」「『おがわ』が食べないので後回し!」「『てら』は?」「もうごちそうさまです」など飼育スタッフ同士で息を合わせてエサやりを進める様子に、見学する来館者たちは「どうやって見分けているの」と驚いていた。フリッパーにつけられたバンドの色で見分けることができるが、飼育スタッフは顔や羽の模様、体の大きさなどで見分けているという。

 来館者たちは、ペンギンがエサを横取りしようとやっきになっている様子を写真に収めたり、エサは欲しいが水に入るまいと踏ん張る姿を笑顔で見守ったりしていた。

 飼育スタッフの明石富美子さんは「単なる『ペンギン』としてでなく、名前を呼びながらエサを与えているため、それぞれの性格や個性を知ってもらい、『またあの子に会いたい』と思ってもらえれば」と話す。

 広報担当の蔵敷明子さんは「アジの与え方にもペンギンの好みに合わせて放ったり、口元まで持っていってやったりとテクニックがあるので注目してほしい。第2弾は大水槽での企画も用意しているので楽しみにしてもらえたら」と話す。

 開催時間は、平日=12時15分、15時15分。土曜・日曜・祝日=12時15分、15時。以上、各回約15分。料金は、大人=2,050円、大学・高校生=1,550円、中・小学生=1,000円ほか。

  • はてなブックマークに追加

烏丸経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース