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「森の京都」の食材でオリジナルメニュー グランヴィア統括総料理長と共同開発

各地域メニュー開発担当者と佐藤料理長(写真右端)

各地域メニュー開発担当者と佐藤料理長(写真右端)

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 京の食文化ミュージアムあじわい館(京都市下京区)で11月22日、「おいしい京都丹波イチ推しの食 ホテルグランヴィア統括総料理長との共同開発料理メニュー発表会」が行われた。主催は京都府南丹広域振興局。

調理の指導をする佐藤料理長

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 自然豊かな府中部地域の魅力を発信する「森の京都」の企画の一つ。今年7月、クックパッド京都府公式キッチンに掲載された同地域の食材を使ったオリジナルメニュー「京丹波イチ推しの食100選」を公開。掲載レシピを活用して、同地域の道の駅や直売所で提供する新メニュー8品をホテルグランヴィア佐藤伸二統括総料理長と共同開発した。

 同地域の食材について、佐藤料理長は「朝晩の寒暖の差があり、野菜の甘みが強く、何より水がいいのでおいしいに決まっている。いい水は野菜だけでなく、川魚や畜産物、ジビエ食材のシカやイノシシもおいしく育ててくれる」と話す。

 食材だけでなくメニューのネーミングや調理も佐藤料理長と各地元担当者がこだわったポイント。道の駅スプリングひよし(南丹市)では、地元の人に昔から食べられていたミブナと豚肉、油揚げを入れて食べる「屯所鍋」を、地元で捕獲されたジビエを入れて豪華にアレンジした「壬生菜(みぶな)屯所鍋 猪鹿鶏」など、地域の食文化なども考慮して開発した。

試食会の前には、共同開発担当者へ佐藤料理長からコック帽の贈呈式が行われた。佐藤料理長は「シンプルな調理でもおいしい食材に、一手間加えて『また食べに行きたい』と思ってもらうメニューを作ることが料理人の仕事。地域に何度も足を運んでもらえるような定番メニューになれば」とエールを送った。

共同開発メニューは来年3月31日まで、各地域の道の駅、直売所で提供する。

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