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「京都国際写真祭」始まる 市内各所で写真展

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 「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」が4月23日、始まった。

1880年代の宇治の茶畑

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 2013年に始まり、国内外より通算15万7000人が来場した同展。4回目となる今年は「Circle of Life いのちの環」をテーマに、堀川御池ギャラリー(中京区)や建仁寺両足院(東山区)など、京都市内の各地15カ所で常設写真展を行う。

 会場の一つである虎屋京都ギャラリーでは、「フランス国立ギメ東洋美術館・明治写真コレクション 茶のある暮らし」を開催。日本人の生活のさまざまな場面に登場する「茶」にまつわる写真41点を展示する。

 当時の宇治の茶畑の風景を撮影した「宇治の茶摘み女達」や、茶道を楽しむ女性を撮影した白黒写真に手作業で着色した二代目鈴木真一の「茶道」などを展示する。広岡浅子のポートレートを撮影した市田左右太の「僧侶」や「芸妓達」などを、文化財記録にも活用されることで知られる便利堂(中京区)のコロタイプ印刷技術で複製し仕立てた掛け軸も展示する。

 ほとんどの写真に茶畑、茶道具、お茶を飲む人々などが風景として写っているが、一見するとお茶と関係が無いようにみえる旅館や嵐山の露店などを写した作品も展示している。これらの作品のタイトルにも「ティーハウス(茶屋・茶店)」と付けられており、当時の外国人が持つ日本やお茶に対するイメージがうかがい知ることができる。

 同ギャラリーの開館時間は10時~17時。入場無料。5月22日まで

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