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京都・祇園の喫茶店で謎解きゲーム「マスターからの挑戦状」

左から井上家イノウエヒロアキさん、リンケンマスター林健さん、スクラップの安岡潤也さんと染川央さん

左から井上家イノウエヒロアキさん、リンケンマスター林健さん、スクラップの安岡潤也さんと染川央さん

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 京都・祇園の喫茶店「祇園喫茶Rinken」(東山区祇園町北側)で現在、謎解きゲーム「アジトオブスクラップ×祇園喫茶Rinken 謎解き珈琲~マスターからの挑戦状」が開催されている。

謎を解いた挑戦者の表情

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 同店は、週替わりで提供する京都の焙煎(ばいせん)士が作るコーヒー(600円~)や70種類を取りそろえたビールが自慢。1階店舗はヨーロッパの寝台特急「オリエント急行」をイメージし、カウンター席一つにそれぞれ扉があることでも話題の喫茶店。1階はカウンター6席。地下は16席。店舗面積は10坪。

 同イベントは、2月21日~28日に開催されている「デザインウイーク京都 ゐゑ2016」のイベントの一つで、常設型リアル脱出ルーム「アジトオブスクラップKYOTO(以下スクラップKYOTO)」(中京区夷川通間之町西入山中町)とのコラボ企画だ。これまでも、店でイベントを開催してきた同店マスターの林健さんと、カフェでの謎解きゲームを展開したかったスクラップが意気投合し企画した。

 ゲームへは「謎解き珈琲」(500円)を注文して参加する。注文すると、「マスターからの挑戦状」が渡され、挑戦状には、4つの「謎」が記載されている。「謎」を解く鍵は「テーブルにあるもの」で、喫茶店空間ならではの謎解きが楽しめる。「初めて謎解きゲームをされる方も、脱出ゲーム経験者でも楽しめるような参加しがいのある難易度。コーヒーを飲みながら15分くらいの時間で解ける問題を作った」とスクラップKYOTO店長の安岡潤也さん。謎解きに行き詰まった時のためにヒントブックもテーブルに用意している。

 提供するコーヒーは、コロンビアスプレモの深いり豆を使う。「謎解きに集中してコーヒーが冷めてしまってもおいしく飲めるよう、酸味の少ないものを選んだ」と林さん。「常連客なら気付く店の変化もヒントかも」とにやり。イベントに合わせて新メニューの自家製のプリン(400円)とチーズケーキ(600円)も提供する。

 京都のアートユニット「井上家」の個展も店内で開催。生き物と植物をテーマに、夫婦で交互に書き足して描いた作品が特徴。スクラップの染川央さんは「脱出ゲームや謎解きゲームの醍醐味(だいごみ)は、非日常を楽しんでもらうこと。店の雰囲気に加え、井上家さんの絵が非日常的な空間をさらに演出してくれた」と話す。

 愛知県から旅行で京都に訪れ、ツイッターで同イベントを知った小倉優希さんと新里ディアナさん。小倉さんの後に正解した新里さんは「一緒に挑戦したが小倉さんの方を見たら負けだと思って謎を解いた」と話した。小倉さんは「(問題は)難しかったが、謎が解けた時は就職先が決まった時くらいスッキリした」と感想を話した。

 営業時間は12時~23時(金曜・土曜は翌2時まで、日曜は17時まで)。期間中無休。28日まで。

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