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京都で「身近に感じる琳派ツアー」-個人蔵の作品鑑賞や街歩きも

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 ビューティフルツアー(京都市中京区西ノ京東中合町、TEL 075-823-3640)は現在、「琳派を巡る旅」の参加者を募集している。

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 京都各地で展開する「琳派400年記念祭」関連イベントの一つとなる同ツアー。歴史研究家で器や絵画などにも詳しい鳥井光弘さんがガイドを担当する。ツアーでは、江戸初期に活躍した尾形光琳の菩提(ぼだい)寺の顕妙寺(上京区)、琳派の祖とされる本阿弥光悦の菩提寺の本法寺(上京区)、光悦が作った「巴(ともえ)の庭」を拝観後、手書き友禅作家のアトリエに立ち寄る。

 ツアー最後には、和菓子店「鶴屋吉信本店(上京区)」でお茶とお菓子を楽しみながら、鳥井さんが所有する作品を鑑賞する。「法橋」の落款が入った俵屋宗達の「糸瓜(へちま)」や尾形乾山の「銹絵(さびえ)蘭絵角皿」を中心に、尾形光琳や本阿弥光悦などの作品数点が用意される。(回によって内容が異なる)

 「美術館や寺所蔵の作品はレプリカやガラス越しだったりするが、僕の持ち物なので間近でじっくり見てもらえる。『琳派って何?』という人にも、京都の町衆の感性によって磨かれていった光琳や乾山の作品や、師弟関係無しに続いてきた歴史、作家と京都に関する逸話などを通じて、琳派を身近に感じてもらえたら」と鳥井さんは参加を呼び掛ける。

 開催日は、3月15日、4月5日、5月6日の3回。開催時間は9時~12時。参加費は3,500円(お茶菓子・拝観料込み、5月6日は本法寺の特別公開終了のため3,000円)。

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