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大丸京都店で節分に合わせ「金太郎イワシ」販売、祇園ではヒイラギイワシも下がる

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 節分に食べられるイワシの販売が2月3日、最盛期を迎えている。

柊鰯(ヒイラギイワシ)ののれん?

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 「節分イワシ」は、節分に焼いたイワシを食べる風習のこと。諸説あるが、豆まきをして鬼を追い払った後にイワシを焼き、そのにおいで鬼が戻らないようにするためといわれている。焼いたイワシの頭はヒイラギの枝に挿し、玄関に飾ることから「柊鰯(ヒイラギイワシ)」といわれる。京都の街で見ることも少ないが、祇園の日本料理店では、さおにヒイラギとイワシの干物を24本つり下げた特製の柊鰯が見られた。

 大丸京都店の「中島水産」では、イワシのコーナーを設けて販売。鬼の面をかぶった販売員が「イワシ、節分はイワシだよ」と威勢よく声を上げた。同店では、三陸沖で収穫された「金太郎イワシ」を1尾300円で販売する。マイワシの中でも特に脂の乗った大ぶりのものを指し、その名は京都・天橋立の内側の海で捕れる「金樽(きんたる)イワシ」がなまったとも、金太郎のように太っているからともいわれる。

 中島水産西日本店舗運営部課長の大川義明さんは、「イワシの漁獲高が減少している中で、今年は確保できた方だと思う。選ぶ時には、すらっとしたものよりも頭から尾にかけて膨らんでいる形のものがおいしい」と話す。

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