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近鉄特急「しまかぜ」、京都と賢島間定期運行へ-走行映像配信サービスも

近鉄京都駅に入ってきた「しまかぜ」

近鉄京都駅に入ってきた「しまかぜ」

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 近畿日本鉄道電鉄は9月20日、京都と賢島を結ぶ「しまかぜ」の増備車両を報道陣に公開した。当日は、「鉄道友の会」の会員が選ぶ最優秀車両におくられる「ブルーリボン賞」の授賞式も行われた。

見はらしのいいカフェ車両の2階

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 しまかぜは、伊勢神宮の第62回式年遷宮に合わせて製造された近鉄50000系車両。「乗ること自体が楽しみとなる」列車の旅をコンセプトに設備やサービスを充実させた。昨年3月21日から大阪難波・近鉄名古屋~賢島間で運転を開始。京都発着便は10月10日を予定している。初日の京都発のチケットは2分で完売したことでも話題となった。京都と賢島の運賃は5,560円(大人・特急料金としまかぜ特別車両料金を含んだ額)。水曜日を除く1日1往復運行する。

 車両は6両編成。床を72センチ高くしたハイデッカー構造の「展望車両」2両に、カフェ車両、グループ席車両を設ける。通常のシートは前後が私鉄最大となる152センチを確保しており、快適性を追求した。

 グループ席車両には、靴を脱いで上がる「和室個室」や、6人掛けのサロン席など全5室を用意する。2階建てのカフェ車両では、抹茶をイメージした色のイスを配したカウンター席を用意。新たに京都の「マールブランシュ」(北区)、「お菓子職人おとべ」(志摩市)など沿線の有名店のスイーツ(540円)や、スイーツと飲み物と焼き菓子のセット(1,000円)も提供する。

 新サービスとして車内無線LANを完備。無線LAN対応のモバイル端末用の専用のコンテンツを用意。先頭に取り付けられたカメラの映像は、個人のスマートフォンや、個室に備え付けられたディスプレーで見ることができる。

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