新町上立売で「伊勢型紙」あんどんの展示会-作者は「石原」の主人

町家レンタルスペース「be-京都」で「伊勢型紙」あんどん「世界にたったひとつの灯展」の展示販売会が行われている

町家レンタルスペース「be-京都」で「伊勢型紙」あんどん「世界にたったひとつの灯展」の展示販売会が行われている

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 大型町家を改装したレンタルスペース「be-京都」(上京区新町通上立売上る、TEL 075-417-1315)で3月23日より、「伊勢型紙」あんどん「世界にたったひとつの灯展」の展示販売会が行われている。

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 作品の製作者は石原元治さん。石原さんは映画監督の黒沢明氏も逗留宿としていたことで知られる「京の宿 石原」の主人でもある。イベント名には「すべての作品は心のこもった手作りで、世界に二つとない灯」(石原さん)という意味を込めた。

 「伊勢型紙」は、「着物などの型染めの一つで柿渋加工の『型地紙』という特殊な和紙に、緻密な模様や優れた図柄を独特の手彫りの技法で彫刻された工芸品」(同スペース)。「重要無形文化財」にも指定されている。

 展示作品は「糸巻き」(42,000円)、「小紋(蒲鉾型)」(63,000円)など、全部で15点。来場者は、近所の人やサイクリングの途中に立ち寄る人、外国人など幅広く「毎日眺めていたい」「贈り物にしたい」という声が寄せられているという。

 展示会について石原さんは「古き良き日本の伝統が灯として生まれ変わった作品。蛍光灯を消し、あんどん一つを部屋に置いてゆっくりとした雰囲気を味わってもらえれば」と話している。また、「灯」をテーマとした和紙とステンドグラス・吹きガラスの作品展も同時開催している。

 開催時間は10時~18時。入館無料。金曜休館。5月3日まで。

be-京都

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